ラケッタ君とボルッタ君のソフトテニス日記

 ソフトテニスが大好きで一生懸命練習してきたラケッタ君とボルッタ君、いよいよ夏の大会で個人戦(ダブルス)にでることになりました。でも、少し困ったことが…
 それは、試合方法がまだよく理解できていないことと大会での審判が選手による相互審となっていることです。
 今までは上級生に教えてもらいながら、練習試合や審判をしていたけど、二人だけでできるのか、とても心配になってしまいました。
でも、覚えてしまえば大丈夫。今日から一緒に勉強しようね!

第3話 正審と副審 どのラインを見るの?  

 ソフトテニスの大会における審判員は、「レフェリー」「アンパイヤー」により構成されます。
「レフェリー」は、大会の競技規則の解釈とその適用について裁定を下す役割と、アンパイヤーに対する指導・助言などを行います。
「アンパイヤー」は、一つの試合(マッチ)に、原則として、正審、副審各1名、線審2名の4名で、試合の判定を行います。
ただし、試合によっては、副審または線審を省略あるいは、線審を増員することができることとなっています。 
 
ラケッタ: この間、副審の人がバックアウトの判定をしたら、正審がタイムをかけてノーカウントにしていたけど、正審と副審で判定するところが違うんだよね。
ボルッタ: そうだね、正審と副審では判定するラインがそれぞれ決まっているって聞いたよ。僕たちも間違えないように気をつけようね。

<アンパイヤーの判定区分>
   ○アンパイヤー(正審、副審、線審)の判定区分

1.区画線による判定区分
正審、副審、線審の区画線による判定区分は、左の図のようになります。
線審または副審が省略された場合は、それらの判定区分は正審が担当します。
(線審が省略された場合は、正審が線審の判定区分を判定することとなります。
 だから、ラッケタ君が言ったように副審の人がベースラインの判定をしたことは間違っています)

2.その他の判定区分
○正審と副審:
ツーバウンズ、ドリブル、キャリー、ダイレクト、インターフェア、ボディタッチ、タッチ、チップ、ネットオーバー、ネットタッチ、スルー、フットフォールト、レット、ノーカウント

○線 審:ダイレクト、フットフォールト、ボディタッチ、チップ
(線審が省略されたときは、正審が判定)
 
ラケッタ: 判定区分は間違えないようにしないと、試合をしているプレーヤーに迷惑をかけるからしっかり覚えておこうね。
ボルッタ: そうだね、まだ覚えてない人がいたら、僕たちで教えてあげよう。
ラケッタ: 判定区分はわかったけど、正審と副審は、まだ違うところがあるよね。例えば、試合中の副審の位置とか、サインの方法など。ボルッタはわかる?
ボルッタ: 正審は審判台の上にいるけど、副審はサービスの判定やラリー中で立つ位置が違うよ。それに副審のサインも決まっているよ。

<アンパイヤーの位置とサイン> 
アンパイヤーの判定区分がわかったら、次は正審、副審、線審による判定の運営を理解しましょう。
簡単に言うと、正審はマッチの進行を担当し、副審及び線審は定められた判定を行うとともに正審をサポートすることになります。

<アンパイヤーの位置>
正審…審判台上。
副審…ラリーが続いているときは、ネットポストの後ろで正審と相対する位置に立ちますが、サービスの判定を行う場合は、レシーブ側のサービスラインの仮想延長上の位置に立ちます。
線審…線審は、原則として正審の反対側で、ベースラインの仮想延長線上に椅子を置いて腰掛けます。

<サイン>
 アンパイヤーは、インのボールに対しては原則としてサインをしないことになっていますが、プレーヤが判断に迷うような場合は、手のひらを下にして片手を前方斜め下にさしのべます。
 正審は、原則サインをしなくてもよいこととされています。また線審のサインは、副審のサインを準用しますので、副審のサインを覚えてください。

副審のサイン
(1) サービスの判定にあたっては、レシーブ側のサービスラインの仮想延長線上の位置で、片足(レシーブ側)を前に出し腰を低くして構え、足を出した方の手を膝の上におき、定められた判定区分の判定に対するサインを行います。
 フォールト 上記の姿勢で、足を出した側の手を指を伸ばしそろえて肘のところで直角になるように上げます。
 レット 直立して、足を出した側の手をまっすぐ伸ばし、ファーストサービスの時は指を2本、セカンドサービスの時は、指を1本立てて「レット」とコールします。
(2) レシーブが行われてラリーに入る場合は、急いでネットポストの後ろ約60cmの位置に移動し直立してラリーを見守ります。
 アウトの場合は、ボールの落下点に正対し、コートの外側の手をまっすぐに上に上げます。
(3) その他の判定区分(レットとノーカウントを除く)の失ポイントについては、片手で失ポイントに該当するプレーヤーを指してコールします。
(4) ノーカウントの場合は、両手を顔の前で交錯するように振り「ノーカウント」とコールします。
(5) タイムは両手を正審の方に向け「タイム」とコールします。
ソフトテニス審判規則第11条付図


 第1話から今回の第3話において、ソフトテニスのルールや審判について簡単にお話ししましたが、そのほかにも覚えなくてはいけないことがいっぱいあります。わからないことは、クラブの監督やコーチに聞いてどんどん勉強してください。
 また、「ソフトテニス競技規則」や「ソフトテニス審判規則」を読み勉強することも必要です。

次回は、採点表の記入の仕方について勉強しようね!(第4話 採点票の記入のしかた

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